VBAって聞いたことがありますか。
Excelを使っている人なら、なんだかよくわからないけれど聞いたことはある人は多いと思います。マクロ、VBAって何かわからないという方は、「Excelマクロ」「VBA」で検索をするとたくさんの情報が出てきますので、一度調べてみてください。
簡単に言うとVBAは「Excel作業を自動化するためのプログラミング言語」です。
VBAは、マイクロソフトのofficeソフトではExcelだけでなくWordでもAccessでもPowerPointでも使えるものですが、これからお伝えするのはExcelのVBAについての話となります。
「マクロ=VBA」のようにとらえてしまいがちですが、マクロはExcelの機能のひとつです。VBAという言語を使ってプログラミングすることでマクロ機能をつかうことができます。・・・と、言葉で伝わるように書くのは難しいですね。
まずは、興味を持つことから。そして、少しずつ知識を増やして実務の中で使ってみませんか。
VBAを学びなおした理由
私がVBAを実務に本格的に取り入れるようになったのは2022年になってからです。
実は最近勉強を始めたのではなく、これまで何度も挫折をしています。まなび始めたとき一部の実務で使ってはいましたが、わからないことにぶつかって先に進めず、いつの間にかVBAを学んだことすら忘れていました。
ところが、最近になって「コピー、貼付け、並べ替え、検索、フィルタ」を繰り返すことが「面倒くさい」と感じるようになりました。1回の作業自体は1~2分程度でも、結構な時間を毎月費やしています。ならば、マクロをもう一度勉強し活用してみようと。すっかり忘れていたVBAを基礎からやり直しました。
とはいえ覚えては忘れ、何度書いても身についている実感がない、まだまだ初心者レベルの私です。久しぶりに書いたVBAで実現したことは、会計ソフトに取り込むためのファイルを作ること。具体的な作業としては、
- あるシートから会計ソフトのひな型シートへ、必要なデータのコピペを繰り返し
- コピペが終わったら、シートを新しいブックにコピー
- 名前を付けて保存
この作業は、データ量で多少かわりますが毎回5分程度かかっていましたが、マクロに置き換えたあとは、ワンクリックで実現できるようになりました。たった5分の時短ですが、その時得られたのはとても大きな感動でした。
それ以降、同じような作業はマクロでできるように変更しました。すると、たかがコピペ&名前を付けて保存という作業でも結構ストレスだったんだなということにも気づいたのです。
少しの手間でも、ストレスなく業務ができるようになる方法があるのなら、ちょっと勉強して実現しよう。それが学び直しのきっかけだったといえます。
VBを学んでよかったこと
さて、VBAを学び活用することでどのような良いことがあるのか。それは「見えないストレスの軽減」と「時間を生み出すこと」です。
ストレスがなくなると、集中力がアップします。時間が生まれることで別の価値を生み出すこともできるのですから、仕事は確実に楽しくなると思います。
日々行っている「ファイルを開いて、範囲を選択して、別の場所へ貼り付けるて、別名をつけて保存する」という、一見負荷がないかのような作業も積み重なるとストレスになっているということがあなたにもあるのではないでしょうか?
少しずつVBAを覚えて「この部分って、マクロでできないかな?」って考ることは楽しいものです。
「次、どこにマクロを取り入れようか?」という小さな楽しみと、クリック一つで実現できた5分の時間短縮と感動。あなたにもぜひ、体感してほしいです。
さて、「VBAがいいよ~っ、マクロ便利だよ」と言われても、何から手を付けたらいいのか。そもそも、どうやって勉強をしたらいいのかわからないですよね。
ひょっとするとあなたも私と同じようにいろいろな本を見たりネットで調べたり、セミナーを受けてみたけれど結局挫折して学んだことすら忘れてしまった状況かもしれません。
もし、全く初めて勉強するけど少しでも実務で活用したい、学び直しだけれどまっさらな気持ちで勉強をやり直したいというあなたにおすすめの本があります。
ある程度知識がある場合は、「これまで学んだことと違うような・・」と戸惑うこともあるかもしれませんが、全く初めてVBAを勉強するのであれば、この本がおすすめです。「4時間のエクセル仕事は20秒で終わる』
ぜひ、書店で手に取って自分に会いそうだったらぜひ使ってみてくださいね。
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