会計ソフトなどのシステムからデータをExcelへ出力(エクスポート)した時に、見かけは「2024/8/15」のように日付になっているのに、書式を確認してみると「文字列」になっていることがあります。また、数字も同じように書式が文字列になっている時があり、書式設定で表示形式を数値や標準に変更しても数値にならないことも。
日付や数値が文字列になっているのかどうかということは、表示形式を確認しなくても左寄せで表示されていることから判断できます。通常、日付や数値は入力して確定すると右寄せで表示されるからです。
日付は日付に、数値は数値に変換するには?
数値の場合はエラーイージケーター(セルの左上に現れれる緑の三角)が表示されているセルを選択しているときビックリマークのようなアイコンが表示されます。アイコンにマウスを当てると現れる▼をクリックすると表示されるメニューから「数値に変換する」をクリックすると書式が数値に変換されます。
では、データが入っているセルを選択して書式設定で表示形式を日付に変えても書式が日付に変わらない時、エラーイージケータが表示されていない時はどうすればいいのでしょうか。
文字列の日付が入っているセルの書式(表示形式)を日付に変えてから、作業用の列を用意します。作業列には、文字列になっているセル(例えばA1セル)に数字の1を掛ける数式(=A1*1)を入力すれば日付や数値へ変換することができます。
Excelでは書式の設定について、知っておくこと
日付に変換した列をコピーして、元のセルに値貼付しましょう。日付が右寄せになったことが確認できます。(上の図では、J1セルをA1セルに値貼付けします。) セルの書式を日付に変えていないセルに値貼付けすると、貼りつけた後「45292」のように5桁の数字で表示されます。
こんな時は、焦らず、セルの書式(表示形式)を「日付」に変更してくださいね。
日付はともかく、数値が文字列になっていると関数で利用できないなど不便なので、数字の1を掛けると解消されることを知っているといつか役立つ時が来ます。
Excelでは書式の設定はよく使う機能です。この機会に書式設定を色々試して、どんなこが出来るのかを確認してみましょうね。
セルの書式設定と数字の1を掛ける事、ぜひ、覚えておいてくださいね。